ペタンペタン足音は要注意
私は、患者さんの診察をする際には、五感を研ぎ澄ませています。
たとえば、患者さんの話を聞く時にでさえ、いつもと違う音がしていないかにも耳をすませています。
患者さんの声がかすれていないか、呼吸の際に苦しそうに息継ぎしながら話していないか、息をすると雑音がしないか、などです。
目の前の患者さんだけではなく、院内を歩いている患者さんの足音にも注意をしています。
ペタンペタン、少し引きずるような重そうな足音が聞こえたら「これは誰の足音だ?」と確認しにいくのです。
足のむくみがひどいときにそういう歩きにくそうな音がします。
「先生はよくそんな音にまで気付きますね」と言われることもあります。
音の主である“ペタンさん”を見つけたら、足のむくみも確認しますが、手も見ます。
手にしもやけのあるかたは足にもあることが多く、足のしもやけで歩きにくくなっていることもあるからです。
五感を使えば、よりきめの細かい健康管理ができると信じています。

検査結果を見るだけが診察ではないのです
