いま話題の「マンジャロ」ってなんじゃろ?(5)
2026.8.28
ちなみに当院では「マンジャロ」を処方することは少なく、同じような作用を持つ「オゼンピック」を処方することが比較的多いです。
「オゼンピック」は注射薬ですが、同じ効果がある薬には、「リベルサス」という飲み薬もあります。
「オゼンピック」を選ぶ理由としては、一本で数回使えることから、「マンジャロ」よりも経済的で環境に優しいことがあげられます。
ただし毎回針を交換する手間があります。
当院では、「マンジャロ」でやせる人は半分くらいなのですが、「オゼンピック」を処方した人のほうがやせる確率が高いと私は実感しています。
「マンジャロ」がダイエット目的で処方され始めた頃、一時期「マンジャロ」が品薄になり、本当に必要な糖尿病患者さんに行き渡らなくなった時期がありました。
製薬会社が増産をかけたので今は流通に問題ないですが、そもそも本来の使用対象者ではない人が使っているのが問題だと思います。
糖尿病治療以外でも、肥満症の治療(BMI35以上、またはBMI27以上で、肥満に関連する健康障害を2つ以上合併している人)も、保険で「ゼップバウンド(マンジャロと同成分)」や同じ種類の「ウゴービ」(オゼンピックと同成分)」という注射薬が使えるようになりました。しかし、限られた病院でしか処方できず、3年間使うと保険が効かなくなります。
使用をやめるとかなり多くのかたがリバウンドするのもこれらの注射薬の特徴です。ダイエット目的で使っている人にもそれをしっかり知っていてほしいと思います。
まとめますと、「マンジャロ」はあくまで2型糖尿病や肥満症の病気の治療に有効な薬です。医師の指導のもと、安全に使ってほしいと思います。
