いま話題の「マンジャロ」ってなんじゃろ?(2)

2026.8.14

「マンジャロ」は、新しい糖尿病治療薬です。

一般名をチルゼパチドといい、持続性GIP/GLP-1受容体作動薬といって、脳の満腹中枢に作用します。簡単に言えば「もうお腹いっぱい!」と誤解させる薬です。

これは、膵臓がまだ元気で、自分でインスリンを出すことができる、2型糖尿病の患者さんに使う薬です。
膵臓がインスリンを出せない状態になっている、1型糖尿病の患者さんには処方しません。

もう1つのポイントは、胃や腸の働きにブレーキをかける作用があり、消化が悪くなってしまうことです。いつまでも胃に食べ物があるので、ムカムカします。
「マンジャロ」の主な副作用が胃のムカムカや便秘なのは、このような体の反応が原因なのです。

当院の患者さんでも「胃がムカムカするので胃薬をください」とおっしゃる患者さんがおられるのですが、この「ムカムカして食べられない」ことこそが、この薬の効果なのです。
ですから、そういう時は「ムカムカするのは食べすぎのサインですから、ムカムカする前に食べ終わりましょうね」とお話しします。

まさに、「マンジャロ」がダイエットに使われているのは、この「ムカムカして食べられない」効果を使ったものなのです。もちろんムカムカしても食べてしまう人にはダイエット効果はありません。(つづく)

ともこ

ムカムカしない量が、適度な食事量だと思ってください


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